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ゆりーとができるまで

石膏脱型その2

脱型後の石膏型はよく見ると全面に細かい毛羽立ちが生じています。

 

 

発砲スチロールの表面上の凹凸が石膏で再現された結果です。どんなにスチロール原型を表面上つるつるにしても石膏はこの状態になります。

 

これを、サンドペーパーと水で磨き、平滑に仕上げます。

地味ですが大事な作業です。

型の状態が悪いとFRPにした後の修正が大変なことになります。

 

 

 

磨きあがった表面の滑らかな様子が分かるかと思います。

 

 

 

 

すべてのパーツの石膏型が仕上がりました。

次の工程はいよいよFRP成型です!

2012年10月23日

FRP成型

石膏型にFRPを施す前に下準備としてワックスを塗布します。

石膏からFRPを離型しやすくする目的で行います。

方法としては通常、水離型ワックスを使用する二種ありますが、今回は石膏がよく乾いていることもあり、ワックスを使用します。

 

脱型時にFRPに石膏が接着してしまうと、その後の作業の手間が多くなってしまいます。

 

次にゲルコートを塗布。

ゲルコートはFRPの表面になる部分です。

 

 

FRP(強化プラスチック)は複合材です。ガラス繊維に樹脂を含ませて固めたものです。

繊維を樹脂で含浸させていきます。

 

通常、この含浸を1層から3層まで行います。層が厚くなるほど強靭になります。
今回のゆりーとは2層です。
3層はより強度を持たせたい対象に施します。

 

分割されていた型を合わせます。合わせの部分にもガラスマットを貼り、しっかり固定させます。

 

尻尾にあたるパーツは折れやすいのでLアングルで補強しました。

本体の補強も後の工程にて行います。

 

 

2012年10月25日

FRP脱型

FRPが硬化しましたので石膏型から脱型します。

表情がちゃんと再現されています。

 

 

尻尾もしっかりアングルに固定されました。

 

 

胴体も無事に脱皮(脱型)できました。

 

 

全パーツ揃いました。組み立てればゆりーとですが、当然ながらまだまだ完成には至りません。

これから塗装の前の仕上げの工程に入ります。

2012年10月28日

仕上げ工程その1

いよいよ仕上げの工程に入ります。

まずはこれらのエアー道具を使って全体のバリ取り・粗磨きを行います。

繊維状の飛び出しがバリです。サンダーで丁寧に削っていきます。

 

 

脱型直後と比較して、だいぶキレイになりました。

ですが、まだまだ型の継ぎ目が残っています。

 

今回はポリサフェ(パテを液状にしたもの)を吹き付けます。これからが仕上げの本番です。

 

2012年10月28日

仕上げ工程その2

ポリサフェ吹付の硬化後、樹脂パテポリパテで表面を仕上げていきます。

 

まずは樹脂パテ(FRPをパテ状にしたもので市販品ではありません)

そしてポリパテ

 

パテを塗り、磨く、の作業を2、3回繰り返して型の継ぎ目を滑らかにします。

FRP表面上のへこみ、欠け、キズ、ピンホールも、パテを塗り、磨く、の作業の繰り返しで無くしていきます。

 

仮組みしてみました。

パテだらけでちょっとかわいそうなゆりーと君。すぐに綺麗になりますよ。

2012年10月28日

仕上げ工程その3

引き続き仕上げの作業が続きます。

パテ塗りした箇所をエアー工具で磨き、工具が入らない部分は手作業で磨きます。

 

この工程は完成のクオリティをどこまで追求するかで作業にかかる時間が左右されるといってもいいかもしれません。

ひたすら完成度を上げるためにパテ塗り→磨きを繰り返します。

 

磨き終えたら次はサフェーサを吹きつけます。

サフェーサは塗装の下地として必要なものです。

最終的に白いサフェーサを吹き付けますが、まずグレーのサフェーサを吹き付けました。

一見、もう塗装しても良いのかと思ってしまいますが、

よく目を凝らすと、微細なピンホールがあったりします。

ピンホールの拡大画像(真ん中の点です。分かるでしょうか?)

 

サフェーサがグレーなのはこうしたピンホールを見つけやすくする為でもあります。

こうした箇所に再びパテ塗り→磨きを行い、再度サフェーサを吹き付けます。

仕上げの工程はこれで完了です。後は組み立てて塗装します。

 

※この段階でFRPもしくはシリコンで型を取ることにより、量産化することもできます。

2012年10月31日
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